本の紹介


    <目次>
第一章 基本の動作
第二章 ふすまの開け閉め
第三章 訪問とおもてなし
第四章 軸の扱い
第五章 茶席での作法
第六章 聞香の作法
第七章 箸の扱い、蓋の扱い
第八章 神社での作法
第九章 仏式葬儀の作法
第十章 表書きと水引
第十一章 電話の心得


著 者 小笠原秀道
発行所 株式会社 主婦の友社
定 価 1400円'(税別)


=はじめに=

 美への憧憬、探究ーだれもが美を求めます。
 点のつながりが線となるように、心ひかれる美しい形の原点は、小さなひとつひとつの動作にあるといえましょう。人はいつくしみの中に生まれ、愛によってはぐくまれ、成長していくものです。与えられるばかりでなく、愛をかえすことが礼儀の始まりであると申しても過言ではないでしょう。それには心のこもった所作が、礼の形として存在するわけです。
  煎茶道を学ぶ私にとりまして、礼儀作法は本来茶道の中で自然に体得するものでありますが、各方面からの要望も多く、日常生活におきましてとまどいがちなものを数編にまとめました。 これは小笠原流前茶道をもとに書いておりますが、どのような場合におきましても相手を思いやり、かつ不愉快に感じさせないことが礼儀作法の基本と考えます。
  すばらしい日本の伝統文化の啓蒙を促進する意義の重大さを思い、その一助になればと本書の発刊することにしました。身近な美しさを見のがさないように、私たちの心にとめておきたいものです。生活の中にわずかにでも心あたたまるものを感じていただければ幸甚に存じます。


小笠原流煎茶道
家元 小笠原秀道




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